まず初めにバンプマップと法線マップについて。Ver1.0の頃から材質パネルには「凸凹マップ」の設定欄がありましたが、これを設定しても画面には何にも反映されませんでした。しかし、今回やっとこの凸凹マップが使用される時がきました。
例えば上のような白地に黒丸を描いただけのグレースケール画像を用意し、このファイルを材質の凸凹マッピング欄に指定します。そして立方体にこの材質を貼りつけると、白色の箇所が高く、黒色が低く見えるような凹凸が陰影として付きます。
これがバンプマップです。ただ、実際に表面が盛り上がったり押し下がったりしているわけでないので、角度を変更しても平面のままになります。
このバンプマップは内部で自動的に法線マップに変換されます。ペイントパネルを開いて凸凹マップを表示すると、青っぽい背景に緑や赤のふちがついたようなカラー画像が表示されます。
これが法線マップです。材質パネルの凸凹マップ欄には初めからこのカラー化された法線マップ用の画像を指定することもできます。指定したファイルが8bitグレースケール画像であればバンプマップ、それ以外の画像が法線マップとして取り扱われます。
ところでこの法線マップですが、他のソフトとうまく相互互換できるかあまり検証できておりません。もしかしたら影の付き方が異なる(特に上下が反転する)可能性があるので、他のソフトでそのまま読めた、またはちょっと違うというのをコメントいただけると非常に助かるのですが。
また、現状ではグレースケールのバンプマップのまま編集することはできません。一応法線マップをペイントすることはできるのですが、直接編集するのも難しそうなので、今後の検討課題です。