Ver3以前には入門モードというのがありましたが、Metasequoia 4になってからボタン・メニューの数がさらに増えたりしたこともあって、入門のOn/Offだけに留まらずさまざまなユーザー層に適したインターフェースを提供できるよう画面左上に「編集モード」としてどのボタン・メニューを表示するか、またその外観をどうするかを選択できるようになりました。
ただ、4でモデリング・マッピングが2つに分かれたことが不便という意見があり、これは4.2以前でもカスタマイズすれば一つに統合したものが利用できたのですがxmlファイルを直接編集しないといかなかったために扱いづらいものでした。
そのため、この4.2ではGUI上でその編集モードを好みに応じた内容に設定できるようになっています。
※以降の説明については4.2.2以降で実行してください。4.2.1以前ではエラー表示されることがあります。
画面の左上の編集モードのボタンを押すと表示されるメニューに「カスタマイズ」が追加されているので、これを選ぶとたくさんの入力項目があるダイアログが表示されました。
表示されたダイアログ内で、タイトルに「すべて」と入力します。また、「他のモードを継承」でモードを選択すると指定したモードを一部変更する形のものができますが、ここでは何も指定せずにそのままOKします。
メインウィンドウで編集モードに「すべて」が追加されているので、これを選択するとVer3と同じように[UV操作]と[マッピング]がコマンドパネル内に表示されます。
もう少しカスタマイズしてみましょう。
再度[カスタマイズ]を選んでカスタマイズダイアログを表示してから、左下にある入力欄の横の▽ボタンを押して「BtnComUVEdit」を選択し、[追加]ボタンを押します。
リストに「UV操」の項目が追加されたので、続けて「表示:しない」、「コマンド埋め込み:する」を指定してから、保存して閉じてください。
「UV操」のボタンが消えた代わりに、今度はコマンドパネルの下のほうに選択や移動などUV操作の各モードのボタンが表示されるようになり、UV操作に切り替えなくてもダイレクトにモード指定できるようになりました。
今のところ「コマンド埋め込み」に対応しているのはUV操作コマンドだけですが、このようにしてボタンをどのように表示するかを好みに応じてカスタマイズすることができます。
他にもカスタマイズ可能な項目は色々あり、細かいレイアウト調整ができるようになっています。一つ一つは説明しきれないので割愛させていただきますが、標準で組み込まれている編集モードに何が設定されているかを参考にしながら変更してみてください。