2012年7月15日日曜日

Metasequoia Ver3.1 Beta4

Ver3.1系のベータ版を更新しました。今回の大きな変更点として、まず平行投影(Ortho表示)時の挙動が変更されています。

ドリーがホイールなどでの標準動作に変更されたときの副作用として、Ortho表示時に拡大率を変更するとカメラの位置も変更され、結果としてPers表示に戻したときに手前にあるオブジェクトが表示されなくなることがありましたが、今回のバージョンではOrtho表示時に拡大率を変更してもカメラの位置は変更せず、Persに戻したときに画角を戻すように仕様を変更しました。

今回の仕様が果たして最善かどうかはちょっと判断つきにくい気がしましたが、特にクレームなどがなければVer3.0系列にも同様の修正を行う予定です。

また、今回からUV展開用に新プラグインAnguwrapを同梱しています。UV展開をしたいオブジェクトの辺を選択して選択部処理内のメニューを呼び出すと、選択した辺が切れ目となるようにUVが展開されます。


従来の自動展開では細切れになりすぎて実用にならないなどの問題がありましたが、今回のプラグインでは切れ目の位置を任意に指定することができ、歪みの少ない展開結果を得ることができます。

切れ目を指定しないと展開できないか、または歪みの大きい結果になってしまいますが、今回の更新で選択コマンドも見直されており、[連続辺]や[ルート]選択がしやすくなっているので、切れ目を指定するのもそれほど手間ではないと思います。

他にも細かい変更点が色々とありますので、ベータ版をご使用の際は使用の前に必ずupdate.txtで更新内容を確認してください。また、環境設定のファイルの関連付け周りのUIが若干変更されていますが、この機能は現在はまだ動作しませんのでご注意ください。今後のベータ版で対応予定となっています。