2014年11月27日木曜日

MikuMikuDance向けの材質設定について

※本記事はVer4.3.2を対象としています。Ver4.3.3以降では専用シェーダによるこちらの記事をお読みください。

Metasequoiaから出力したPMDファイルをMikuMikuDanceで読み込んだ際、デフォルトの設定では、Metasequoiaで見たときよりも材質の色が白っぽく表示されます。
Metasequoiaでの表示

MikuMikuDanceでの表示
Metasequoiaでの表示を、MikuMikuDanceでの表示に近づける方法について解説します。


まず、周囲光の色の設定を行います。
MetasequoiaとMikuMikuDanceでは周囲光の色が異なるため、そのままでは色が違って表示されます。

Metasequoiaの周囲光の色を変えるには、ビューヘッダの[表示]から[光源の向き・色]のスパナマークをクリックして[光源設定]を行ってください。

MikuMikuDane用に[周囲光]を白(H=0、S=0、V=100)に設定します。

次に、材質パネルから[材質設定]を確認します。

材質の[諸設定]のうち、MikuMikuDanceに反映されるものは不透明度・拡散光・反射光・周囲光です。自己照明の値は無視されます。
したがって、MikuMikuDance用のデータを作成する場合は、材質の自己照明の値は変更せず0のままで、明るさの調整は拡散光と周辺光で行ってください。
拡散光と周辺光を足した和が1.0以内になるようにすると、白っぽく色が飛んでしまうのを防ぐことができます。

以上の設定で、Metasequoia上の材質の色表示がMikuMikuDanceでの表示に近づきます。
Metasequoiaでの表示
MikuMikuDanceでの表示