2012年7月31日火曜日

Metasequoia Ver3.0.3 公開

数件の改良・不具合修正を施したVer3.0.3を公開しました。

1つ新機能として、Ver3.1βには既に含まれていたSTL出力プラグインを同梱しました。ファイルフォーマットとしては非常にシンプルで持てる情報も少ないSTL形式ですが、最近3Dプリンター関連で需要が増加しているので、Ver3.1より前倒しする形でサポートすることになりました。

また一部のプラグインで必要なランタイムがインストールされていない状態でプラグインのみをインストールしていると、起動時にエラーとなって起動できなくなるものや、その他のもいくつか致命的なエラーにつながる不具合を修正しています。

Ver3.0系をお使いの方は出来るだけ早くアップデートしてお使いください。

追記:
従来変更点は同梱のupdate.txtのみに記載していましたが、今回から変更内容をWeb上でも確認できるようにしました。ダウンロード欄の横にリンクを貼っていますが、URLはこちらになります。
http://metaseq.net/metaseq/release_note.html

2012年7月19日木曜日

Unsubdivideプラグイン公開

Catmull-Clark曲面をフリーズした後に元のメッシュに戻す逆変換プラグイン「Unsubdivide」を公開しました。
http://metaseq.net/software/unsubdivide.html

このプラグインはオリジナルのCatmull-Clark曲面に対しては完全に元通りに戻すことができます。しかし、Ver3.1 Betaで搭載された折れ目や三角形保持などについては、面の構成(面数)は元に戻りますが、頂点の位置は元通りにはならずに位置がずれてしまいます。また、他にもいくつかの条件を満たす必要があり、単なるキューブをそのまま曲面化したものについても元通りにならないなどの制約がある点に気をつけてください。

2012年7月15日日曜日

Metasequoia Ver3.1 Beta4

Ver3.1系のベータ版を更新しました。今回の大きな変更点として、まず平行投影(Ortho表示)時の挙動が変更されています。

ドリーがホイールなどでの標準動作に変更されたときの副作用として、Ortho表示時に拡大率を変更するとカメラの位置も変更され、結果としてPers表示に戻したときに手前にあるオブジェクトが表示されなくなることがありましたが、今回のバージョンではOrtho表示時に拡大率を変更してもカメラの位置は変更せず、Persに戻したときに画角を戻すように仕様を変更しました。

今回の仕様が果たして最善かどうかはちょっと判断つきにくい気がしましたが、特にクレームなどがなければVer3.0系列にも同様の修正を行う予定です。

また、今回からUV展開用に新プラグインAnguwrapを同梱しています。UV展開をしたいオブジェクトの辺を選択して選択部処理内のメニューを呼び出すと、選択した辺が切れ目となるようにUVが展開されます。


従来の自動展開では細切れになりすぎて実用にならないなどの問題がありましたが、今回のプラグインでは切れ目の位置を任意に指定することができ、歪みの少ない展開結果を得ることができます。

切れ目を指定しないと展開できないか、または歪みの大きい結果になってしまいますが、今回の更新で選択コマンドも見直されており、[連続辺]や[ルート]選択がしやすくなっているので、切れ目を指定するのもそれほど手間ではないと思います。

他にも細かい変更点が色々とありますので、ベータ版をご使用の際は使用の前に必ずupdate.txtで更新内容を確認してください。また、環境設定のファイルの関連付け周りのUIが若干変更されていますが、この機能は現在はまだ動作しませんのでご注意ください。今後のベータ版で対応予定となっています。

2012年7月11日水曜日

Indexerプラグイン公開

約1ヶ月ぶりのブログ更新ですが、新しいプラグインを公開しました。頂点・面の番号を表示するStationプラグインです。


一般ユーザーの方にはまず必要がないと思いますが、面を切り貼りするようなプラグインやスクリプトを作る際に頂点・面の位置が知りたくなることがしばしばあるので、そんなときには非常に便利だと思います。

一つ注意点として、ビデオカードの種類によっては文字があまり綺麗に表示されません。Direct3D表示でいまいちな場合にOpenGLやソフトウェア表示に切り替えると改善することがありますので、字が汚くて見づらい場合にはお試しあれ。字が小さくて見づらいという人は、ソースコードも含んでいますので自分で改造して使ってください。

Ver3.1も前回の更新からかなり開発が進んでいるので、近日中にまた公開します。